市販で買えるニキビ治療薬ランキングと特徴
ニキビは思春期だけでなく大人にも悩まされる肌トラブルのひとつです。軽度のニキビであれば、市販薬で十分に改善が期待できます。しかし、薬の種類が多すぎて「どれを選べばいいか分からない」という方も多いでしょう。ここでは薬剤師の視点から、市販で購入できる代表的なニキビ治療薬をランキング形式で紹介します。
第1位:クレアラシル 薬用アクネクリーム
特徴:サリチル酸を配合した外用薬で、角質をやわらげて毛穴の詰まりを改善します。炎症を抑える成分も含まれており、赤ニキビや白ニキビに幅広く対応可能です。
おすすめポイント:即効性が期待でき、患部に直接塗布するだけで使いやすい。
注意点:塗布した部位が乾燥しやすいため、保湿ケアを忘れずに。
第2位:ペアアクネクリームW
特徴:イブプロフェンピコノール(抗炎症成分)とイソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)を配合。炎症性の赤ニキビに特に効果的です。
おすすめポイント:夜に塗って寝ると、翌朝には赤みが引くことも多い。
注意点:薬効が強めなので、敏感肌の人はまず少量から試すのが安心。
第3位:オロナインH軟膏
特徴:クロルヘキシジングルコン酸塩を含み、殺菌・消毒作用があります。初期のニキビや軽い肌荒れに有効。
おすすめポイント:一家に一つ常備しておける万能軟膏としても有名。
注意点:炎症が強い赤ニキビや膿を伴うニキビには効果が弱い。
第4位:ビフナイト
特徴:イオウとレゾルシンを配合し、角質を柔らかくして皮脂の分泌を抑制。Tゾーンの皮脂過多によるニキビに向いています。
おすすめポイント:皮脂が多い思春期ニキビに効果的。
注意点:独特のにおいがあり、好みが分かれる。
第5位:テラ・コートリル軟膏a
特徴:抗生物質(オキシテトラサイクリン)とステロイド(ヒドロコルチゾン)を含む複合薬。炎症を伴うニキビに短期的に使用されます。
おすすめポイント:強い炎症を鎮めたいときに有効。
注意点:長期使用は副作用リスクがあるため避けること。
ランキングまとめ
以上の市販薬は、症状や肌質によって使い分けることが大切です。
- 軽度の白ニキビ → サリチル酸配合薬
- 赤ニキビ・炎症が強い場合 → 抗炎症成分配合薬
- 皮脂が多い思春期ニキビ → 硫黄配合薬
どの薬も即効性を期待するよりは、数週間単位での継続使用がポイントです。また、薬だけでなく洗顔や保湿といった基本的なスキンケアをあわせて行うことが、改善への近道となります。
注意点と受診の目安
市販薬を数週間試しても改善しない場合や、膿が溜まった大きなニキビが繰り返しできる場合は、皮膚科を受診して処方薬による治療が必要です。無理に市販薬だけで対応しようとせず、症状に応じて適切にステップアップしていきましょう。
某薬局の薬剤師です。