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水虫

水虫の正体を知らずして治療法はない.2

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水虫の正体と治療法

足の指と指の間にスキ間がない人は水虫に

顔の形がいろいろあるように、足の形にもいろいろあります。あなたの足の裏、指はどんな形でしょうか。一度、じっくり眺めてみてください。
足の形を聞いて甲乙をつけようというのではありませんので、どうぞご安心を。ただ、ここで問題にしたいのは水虫になりやすい形の足か、どうかということです。
しかし、いまさら足の形をウンヌンされても、もって生まれた足だから仕方ない??と、そっぽを向かれそうですが、そうではありません。水虫になりやすい足の形とはどんなものか、を知っておくだけでも、予防と治療対策の役に立つはずです。
ところで、誤解のないようにいっておきますが、ここでいう理想的な足とは、足の指が長く、指が五本ともピチッとくっつき、全体がカッコよい、ことをいっているのではありません。あくまでも「水虫にかかりにくい」ということが、大前提となっているのです。
男性なら、足の幅が広かったり、指が太かったり、それはそれでよいのです。女性も同様です。
ここで述べる理想的な足の形とは、スキ間の多い足、つまり、風通しのよい足のことです。足を床の上にソッとおくと、足の甲と底がアーチ型になり、土ふまずが床についていない状態を指します。
そして指ですが、一本一本が根元のほうで離れていて、風通りがよくなっている状態です。これらが水虫にかかりにくい理想の足と、私は考えています。
ところが、こうした水虫にかかりにくい足に恵まれながらも、理想の形をゆがめてしまうのが他ならぬ靴なのです。足をギューギュー詰めにしてしまう余裕をもたない靴や、先が細くなっている靴は、要注意です。
男性の場合、先が細くなっている靴は少ないのですが、横幅の足りない靴をはいている人は多く見かけます。
女性の場合、細い靴をはくことが多いため、足の指が全部くっついてしまって、完全に変形していることが多いのです。親から与えられた理想的な足を、ファッションや諸事情から、白癬菌に好かれるようにしてしまっているのは残念です。いや、靴のために無理矢理足を変形させてし
まうと、水虫どころか、もっと恐ろしい「外反母指」といった足そのものの奇形症になることもあります。男女とも、足に靴を合わせているというより、靴に足を合わせていますが、これは明らかに間違いです。
なぜ、スキ間の多い足がよいのか。それはいうまでもなく、うまく風が抜けるようになっているからです。風通しがよければ指の間も乾燥しやすくなるわけで、これが水虫にかからない、条件の一つでもあるからです。
では、土ふまずが床につく偏平足型はどうなるのかといえば、アーチ型になっている人より、風通しが悪くなり、当然、熱がこもり、汗などで湿気も高くなってしまいます。その上、スキ間すら見られないほどズングリした指だとムレる度合いも大きくなり、白癬菌にとってこの上もなく住みごこちのよい場所となるわけです。
しかし、だからといって嘆くことはありません。靴の大きさ、幅、質などで、ある程度カバーできるからです。靴の選び方については後述しますので参考にするとよいでしょう。

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あぶら足(足の多汗症)

あぶら足というと、その言葉のイメージから、あぶら(脂肪分)がよく出る足を指すものだ、と思われがちですが、足の裏には脂腺がありません。
足は前述したように、汗腺の多い部位です。顔や額に汗をかかなくとも、足からは知らず知らずのうちに汗がにじみ出ています。というのは、体温調節のためでなく。精神発汗(つまり緊張したりすると汗をかく)だからです。その汗の量が多いと、あぶら足になるのです。
あぶら汗にまみれた足というのは、たとえば、服を着たままサウナに入ったようなものです。汗をかきながら、それがじっとりと服にしみこんでいく。あまり、気持ちのよい状態ではありません。その状態が、長時間続くと、息苦しくさえなります。
これが、靴の中で靴下におおわれたあぶら足の状態なのです。あぷら足でない人でさえ、足から汗は出ており、ちょっと靴をはきっぱなしにしただけでも、足がムレてしまいます。あぶら足の人はなおさらのことでしょう。足にとっては最悪の環境ですが、水虫にとっては最高の環境なのです。
しかし、あぶら足だからといって、必ずしも水虫になるとは限りません。ただ人より白癬菌を引きつける要素が強いということです。ですから、現在あぶら足で水虫にかかっていないとするなら、予防に重点をおく必要があります。
●糖尿病患者は水虫になりやすく、治りにくい
皮膚は内臓のバロメーターといわれるくらい、皮膚と内臓の関係は深いものです。たとえば、肝臓疾患の場合、皮膚の痒みが現われます。とくに、流行性肝炎の中でも閉塞性黄疸の場合は激しい偉みが伴います。
また、胃の調子が悪くなると、顔に吹き出物が出るなど、内臓の異常は皮膚の状態の悪化として、かなりシビアに反映されます。
腎臓病でも、とくに、慢性の系球体腎炎や腎孟炎は、全身の激しい痛みにおそわれます。
ところで、糖尿病の場合ですが、初期の症状は皮膚の痒みです。とくに、性病感染の覚えがないのに、肛門や性器周辺の痒みを覚えるのが特徴です。
また、糖尿病を患ってしまうと、皮膚病のカンジダ症や、細菌であるブドウ球菌に感染しやすくなり水虫などがあらわれやすくなります。
原因は、皮膚組織糖値が上昇するためであり、体液のバランスがくずれるからでしょう。前述したように、皮膚の表面は、脂腺から常にあぶらが分泌され、汗と混ぜて被膜を作り、皮膚の乾燥を防いだり、カビや細菌の増殖を食い止めます。脂腺のない足の裏や手の平も脂質によって細菌やカビに対する抵抗力をもっています。
ところが糖尿病を患うと、皮膚組織の糖の値がくずれ、また、角質層下の体液成分のバランスもくずれて、それが、皮膚の保護作用している機能に影響し、保護作用を低下させてしまうといわれています。つまり、皮膚の抵抗力を弱めてしまう結果になるのでしょう。糖尿病患者の皮膚が、いつもカサカサ乾燥しているのはそうした理由からで、細菌やカビに対して充分な防御ができないと考えられます。そうなれば、いたる所で人間の皮膚への寄生を狙っている白癬菌がそれを見逃すはずはなく、遠慮なく侵入してきます。白歯菌からみれば、糖尿病患者は格好の標的なのです。標的と同時に安住の場所でもあり、一度水虫にかかってしまうと、極めて治りにくいのも特徴です。また、水虫を退治したとしても糖尿病そのものを完治させない限り、すぐ白癬菌に侵食されるでしょう。
糖尿病と白癬菌は砂糖と蟻の関係ですから、根本である砂糖を放ったまま、蟻ばかり退治しても問題の解決にはなっていないのです。

ホルモン剤利用者は、白癬菌に注意

ホルモン剤を利用していたために、水虫になった人は結構います。わかりやすく実例で説明しましょう。
二十三歳の男性、Aさんの仕事は皿洗い。当然のごとく、合成洗剤と水に四六時中、手をつけなければならない仕事でした。それが原因で、手の平に強い橡みが生じ、爪の回りがただれ、爪も軽く変形してしまったのです。やがて、それが慢性化して、指先の皮膚が肥厚し、ヒビ割れした状態になりました。
これを治療するため、ある病院で受診。病名は、家事に従事している主婦によくみられる主婦湿疹。
医者は当然、主婦湿疹によく効く副腎皮質ホルモン軟膏を塗るよう指示しました。
Aさんも早く治そうと根気よくそのホルモン剤をつけていたのです。
その甲斐あってか、症状もよくなり、Aさんの喜びもひとしおだったのです。ところが、その喜びも郷の間。また、同じような症状が出てきました。今度は、手の平に小水痘が少しみられ、
汁が出てただれた状態で、そして痒いのです。
Aさんは「また同じ病気だろう」と、軽い気持ちから、医師にも見せず、自分の判断で、副腎皮質ホルモン軟膏を薬局で買い、塗布していました。
しかし、日ごとに症状が悪化するだけで以前のように治らないのです。あまりの痒さに耐え切れず、当院の門をくぐったのです。
皮膚がただれ、ボロボロの状態。主婦湿疹の状態ではありませんでした。さっそく、皮の一部分を採って顕微鏡でのぞいたところ、ビッシリと白癬菌におおわれているではありませんか。案の定、手の水虫になっていたのです。
それからは、水虫の治療です。ホルモン軟膏は水虫を悪化させるだけで、治療には役立ちませ
ん。今度は水虫にあった薬で治療しなければならないのです。
ところで、Aさんのこの出来事は、二つのことを教えてくれました。
一つは、水虫の症状に似た皮膚病であり、症状が似ていても治療はまったく違うということです。
もう一つは、自己判断による治療はいかに危険であるかということです。
この二つの注意点についてはあとで詳しく述べるとして、なぜ、Aさんは主婦湿疹から、水虫になったのかということです。実は、主婦湿疹の治療には副腎皮質ホルモン軟膏が効果的なのですが、その副作用として、皮膚の抵抗力を弱めてしまうのです。Aさんの場合、聞いてみると足に水虫があったといいます。おそらく、足の水虫を手でさわったに違いありません。抵抗力の弱っている手の皮膚は、白癬菌を防ぐことができず、ついに、こんな状態になってしまったのです。
ホルモン剤の軟膏、錠剤利用者は細菌やカンジダ、白癬菌などの病原体をはねのける抵抗力が弱っていますので、水虫にはくれぐれも注意することです。

皮膚の健康は、規則正しい睡眠と食事

ビジネスマンに限らず、現代人の慢性病といえるのが、忙し病「なんだかよくわからないが、とにかく忙しい」と呪文のように唱えながら、日々を生活している人が多いようです。
ところで、忙しいのはわかりますが、睡眠と食事はバランスよくとっていますか。睡眠と食事がどうして白癬菌と関係あるの? といわれそうですが、大いに関係があるのです。
まず、睡眠ですが、不十分な睡眠(つまり休息)は皮膚に大きな影響を与えます。忙しさにまかせて、睡眠時間が三〜四時間の状態が続くと、弾力性とツヤのない皮膚になってしまいます。
そんな経験は誰しももっているはずです。
たとえば、深刻な悩み事が続き、夜もろくろく眠れない日が続くと、途端に皮膚は生気を失いカサカサした状態に陥ります。
また、病気の苦痛のため夜眠れなかったりしても、やはり同様に皮膚の色ツヤが悪くなり、肌は五年も十年も年をとって衰えたようになってしまいます。
この状態は、皮膚の保護作用にまで影響し、細菌を防御する皮膚の抵抗力が低下していることを示しています。たとえば、睡眠不足で疲れていると風邪にかかりやすいといわれますが、それはカゼのウイルスをはねのけるだけの抵抗力が体の中にないからです。皮膚も同様です。水虫に対する抵抗力が弱っているので、白奮菌は容赦なく侵入してくるのです。
一方、食事の方はどうでしょうか。
食事は、私たちの生命を維持するために必要不可欠なものです。しかし、毎日欠かさず食べなければならないということはありません。睡眠は、一日寝なければ、すぐに皮膚に表われます。
が、食事は一食抜いたからといっても、すぐに皮膚に影響が出るわけではありません。
皮膚に与える食事の影響というのは、量よりもむしろ質。つまり、栄養のバランスなのです。
たとえば、ビタミンA(人参、ほうれん草、パセリなど)が不足すると角質細胞が乾燥しやすくなり、皮膚の抵抗力が弱まってしまうのです。睡眠不足の皮膚の状態と同じです。ですから過不足なく栄養がとれているかどうかが、白癬菌から皮膚を守る、大切なポイントになるのです。
顔の吹き出物は皮膚の病気であると同時に内臓疾患からくることもありますが、それと同様、水虫も皮膚の病気であると同時に、内臓疾患あるいは栄養摂取のバランスなど、体全体の健康状態が重要なファクターとなっているのです。
規則正しい生活があってこそ、健康が保てるといわれています。忙しい日常であっても、自らの健康を整える睡眠と食事だけは、キチンと自己管理する必要があります。
話は余談になりますが、出世できるビジネスマンの秘訣は、仕事の管理はもちろんのこと、自己の健康管理が人一倍すぐれていることだそうです。
実際、かの土光敏夫氏の健康管理は、心身ともの規則正しい生活を通して行われており、朝夕は仏様に手を合わせ、心の栄養を補給し、毎日の食事は極めて質素で、目ざしや野菜類が多いそうです。ボリュームはありませんが、栄養のバランスはしっかり保たれているわけです。
ですから、八十余歳になられながらも、なお、カクシャクと日々を過ごしています。また、その健康が仕事にプラスとなって現われてきています。

水虫の症状に三つのタイプ

水虫はあくまでも俗な呼び名。医学名は汗疱状白癬。聞きなれない言葉です。しかし、白癬菌が原因で症状は汗疱状になるわけですから、この名前のほうが、正確でわかりやすいといえるで
しょう。
しかし、親しみやすさから、あえてこれからも水虫と呼びます。
さて、水虫ですが、素足で生活することの多い発展途上国よりも、靴常用者の多い文明国で多発しています。諸外国の事情は詳しくわかりませんが、わが国では女性に比べ圧倒的に男性が多いのも特徴のひとつです。年齢別では、21〜40歳の働きざかりのビジネスマンが、やはり主流になりますが、先ほどもいいましたように昭和五十年台後半頃より、働く女性が増えるのに比例して、女性の水虫患者が目立っています。
水虫患者の最低年齢は、なんと、生後一か月に満たない赤ちゃん。おそらく、水虫の足をポリポリかいたその手で、赤ちゃんの足や手をさわったせいです。一般に乳幼児や小児の水虫は、家族内感染によるものがほとんどといわれ、その元凶はいうまでもなく大人たちです。
ところで、水虫の症状には三つのタイプがあるのはご存じでしょうか。
どれも原因は白癬菌なのですが、症状が三通りに分かれており、しかも治療法が違います。
まず、水虫発生部位は
・足は、指の間(趾間)と足
の裏
・手は、手の平と甲
・爪は、足と手の爪
これらに発生する水虫は、次のようになっています。
一、足の裏や手に半米粒ぐらいの水痘が集中、もしくは、ちらばってできるー小水痘型
二、足の指の間(趾間)が白くふやけ、皮がむけるー趾間型
三、足の裏や手の平が固くなり、白い粉が吹いたようになるー角質増殖型

水虫の3タイプ

水虫の3タイプ


 
これらの三つのタイプをひっくるめて、汗疱状白癬(水虫)といいます。
そして、もう一つの爪に生える水虫は、前の三タイプとは独立して爪白癬と呼びます。爪を肥厚させ変色し、爪の型までかえてしまう、こちらもなかなかあなどりがたい悪党派です。
水虫の発生部位とそこにかかりやすい型が上の図。
ただし、急性水虫の場合は、慢性水虫と比べて比較的大きな水痘が見られます。その大きさは米粒大から小豆大です。
ところで、急性から慢性に移行するのは1〜2か月とされています。そして、慢性水虫になると先にあげた三つのタイプに分かれて成長していきます。

汗疱状白癬

●小水疱型
この型は水虫患者の約40%を占めています。米粒の半分ぐらいの大きさの水庖が、土ふまずや足底の内側、外側の縁などに集中して現われますが、何年もこの水虫につきあっている人は、足の裏にまんべんなく水疱ができることもあります。

汗疱状白癬(小水疱型)

汗疱状白癬(小水疱型)


ただし、足の甲には水疱はできません。もし、足の甲に水疱が見られるようなら、他の皮膚病を疑う必要があります。
小さな水底が土ふまずあたりに増大してくると、炎症性の紅い斑点がそれに伴って広がることもあります。本来は小さな水疱がバラバラに集中
しているのですが、個々の小水疱が一緒になることもあり、そうなると米粒や、エンドウ豆大の多房性の水疱をつくってしまいます。その部分の表
面は、水ぶくれと違い固い緊張性のある表面となっています。そして、水疱部分はかなりの痒みを伴います。
小水疱型の症状としては以上です。が、この型の特徴としては、他のどの水虫の型よりも早く治る点でしょう。しかし、一度治ったと思ってもす
ぐまた現われるのも最大の特徴です。だから、予防法をしっかりマスターして実行すれば、このタイプは十分避けられることができるということに
なります。運悪くかかったとしても、比較的治りやすい「不幸中の幸い」的な水虫といえそうです。
しかし、喜んでばかりはいられません。というのは、水疱型は人に感染させやすいからです。
赤ちゃんや、子供が水虫にかかるほとんどのケースは、家族の中の水疱型。水虫保菌者から伝染しています。
感染しやすい理由は、水底が古くなってくると乾燥し、白癬菌のついた皮が粉のようにはがれ、畳の上や足ふきマット、床などに落ちてしまうか
らです。ですから、水痘が現われたらすぐに治療を始めましょう。
水疱について誤解しておられる人が多いのでそれも直しておきたいと思います。これは、治療の参考にもなるはずです。
水疱を針でつくと中から液体が出てきますが、この流出液に白癬菌が無数に存在していると思っている人がいるかもしれませんが、それは間違い
です。水疱の液体に白癬菌はいません。なぜなら、角質層のケラチンを食べている白癬菌は水疱の外側の部分に住んでいるからです。つまり、水疱を大福モチにたとえるなら、液体はアンコの部分で、白癬菌の含む表皮は薄いモチの部分ということになります。
どうして水疱ができるのかといいますと、白癬菌の出した代謝産物が、表皮の内側にしみ出し、その刺激が炎症をおこさせて体液をにじみ出させるのです。
したがって、水疱の液体だけに限っていえば、この流出液が手についても水虫になることはありません。
小水疱型は手の平や手の甲にもなることがあります。症状は足と同様。手の平の中央部や指根部に小さな水疱が集中して発生し、また、赤い斑点が水痘と一緒に見られます。
しかし、手の水虫は比較的少ないようです。
水虫の3タイプ

水虫の3タイプ


●趾間型
水虫患者の55%を占めているのが趾間型。
趾間でもとくに、第三、第四趾間(小指、薬指、中指の間)に多く発生します。また、この型は小水疱性を合併していることが多く、厄介な治療となることもあります。
症状は、趾間の表皮から体液が出て、常にふやけ白くなっています。風呂に長時間入っていると指や手の平がふやけシワがよりますが、この型は、常にこういう状態にあります。
フヤケがひどい場合は白い皮が抵抗なくむけてしまうほどです。そして、痒い。その痒さたるや強烈です。患部の皮膚から血がにじむくらい掻
いても、なおおさまらない痒さ??といいますから、体験者でないとちょっと理解できないかもしれません。とにかく、この痒さに見舞われたら仕
事や勉強などそっちのけで、ひたすらボリボリ掻くのに熱中してしまうのもうなずけます。
症状が柔らいでくると、流出液は徐々に少なくなり、趾間の皮が薄くむける程度になります。もちろん、痒さも軽くなります。
ところが趾同型が悪化してくるとどうなるでしょうか。流出液は常ににじみ出し、患部はジメジメ。あまりの庫さに強く掻き過ぎて趾間を傷つけ
てしまい、そこから、細菌が侵入し、二次感染を起こしてしまうことが多いのです。化膿してしまい、痛い上にさらに痒いという、最悪の事態を迎
えるわけです。
ビジネスマンやOLに趾間型の水虫が多いと聞きます。その理由は、キッチリした靴と化学繊維製の靴下を常用しているからです。
「水虫にかかりやすい足」のところで紹介しましたが、足の指にスキ間もつくらない靴。たとえば、踵の高いヒールで重心が前にくる靴や、つま先が異常に尖っている靴の場合は最悪です。
こんな靴を毎日はいていれば、趾間部の通気は悪いし、その上、汗でムレてしまい不潔そのも
の。まさに、白癬菌の天国となります。最悪最凶の趾間型水虫になるのは、もはや時間の問題でしょう。
また、趾間型は足の指が太い人にできやすいといわれます。つまり、一本一本の指が太いので
スキ間がなくなり、風通しが悪くなるからです。
●角質増殖型
このタイプの水虫になる人は、全体のわずか五パーセント程度。
症状としては、足の裏や手の平全体が厚く、固くなり、そこに白い粉が吹いたようになります。はがれる皮は少ないのですが、そのかわり厚い皮がはがれます。また、患部は常に乾燥して
おり一般的な判断基準からすると水虫とは思えません。
小水疱型や趾間型は、痒さ、流出液、ただれ、水疱など、それぞれの型に応じて様々な自覚症状がありました。ところがこの型は、困ったことに自覚症状がまったくといっていいほどないのです。痒みもほとんどありません。足の裏(皮)が厚くなるといっても徐々にですから、よほどのことがない限り、気がつくこともないのです。
したがって、角質増殖型にかかると、たいていは慢性水虫の経過をたどり、治療は5年〜10年、ときに20〜40年の長期にわたることもざらで
す。脅かしではありません。この型の水虫はそれほど治りにくいのです。
角質増殖型は全体の5パーセントほどですが、手の水虫の中では最も多い型なので注意が肝心です。常に自分の皮膚の状態を知っておき、皮膚が
厚くなったり、白い粉が吹き出したら、医師の診断を受けることをおすすめします。
では、どうしてこんなに治りにくい水虫になるのでしょうか。
この型の特徴はいきなり角質増殖型で悩まされることがない、ということです。はじめは、趾間型や小水疱型にかかり、治ったり再発したりをく
り返しているうちに、このタイプの水虫になってしまう場合がほとんどです。いわば。水虫のプロ″水虫常習者〃に現われやすいタイプです。
したがって、白癬菌も年季が入っています。まるで、大地にしっかり根を張ったかのように、足の裏にしっかりカビの根を張っているのです。こうなってしまうと、そうやすやすと立ち退いてくれません。立ち退くどころか、足の裏全体に勢力を伸ばした白癬菌たちは、ケラチンが主成分である、爪の中にまで容赦なく侵入します。そして、爪水虫になり爪の型を変えてしまうのですからタチが悪い。
爪水虫については後で詳しく述べますが、ことほどさように、角質増殖型はしっこく、かつ恐ろしいのです。
角質層はさまざまな外敵から体を守る重要な任務をまかされています。たとえば、チリやほこり、化学物質をふくんだ汚染された空気、急激な温度差、そして紫外線……などですから、水虫薬も。外敵の一種とみなしています。とくに固くなった角質層は、ちょっとやそっとの薬品などにビクともしません。角質層は立派にその役目を果たしているといえます。
しかし、水虫患者、とくにこのタイプにとっては、角質層のお陰で薬の効果が薄くなるとはなんとも皮肉な話です。逆にいえば、これが角質増殖型の特徴ともいえるのです。
角質増殖型水虫を放置しておくと、いかに困難で、また根気のいる治療が必要になるか、以上でわかっていただけましたでしょうか。
水虫に限らず、すべからく、病気は予防が一番といいますが、その通りです。風呂に入った時、足の裏と趾間を石ケンで毎日きれいに洗うだ
けでも、かなり水虫は防げます。足の裏と趾間は、ていねいに洗うことの少ない場所ですが、水虫予防のためにも、今日からさっそく洗っていた
だきたいものです。こういうちょっとした気配りが水虫予防には最も効果的です。かかってからでは遅いのです。とくに、この角質増殖型は、完治
するまで何年、何十年かかるかわかりません。くれぐれも用心してください。

爪白癬

俗にいう爪水虫のことです。爪が水虫に? と驚かれる人も多いと思いますが、決して珍しいことではありません。爪は皮膚の一部分である角質
層が分化したもの。その成分は白癬菌の大好物であるケラチンなのです。足の爪であろうが、手の爪であろうが、白癬菌にとっては関係ないわけで、相手が角質層なら、どこへでもおかまいなしに侵入してきます。
その爪水虫、単独でなることはほとんどありません。たいてい汗疱状白癬の小水疱型、趾間型か、角質増殖型のいずれかのタイプと合併している場合が多く、なかでも角質増殖型は爪水虫を伴っていることが多いのです。
かかりやすい年齢は働きざかりの20〜50歳。青壮年層に多い。
症状は次のようなものです。爪は白く濁り、ことに爪の両側の隅から、ナイフのように尖った白濁が、根元へと伸びていきます。白くなった部分は徐々に肥厚し始め、先端から崩壊していき
ます。
爪の白濁は初期症状で白癬菌が爪甲内、あるいは爪床に寄生していることを物語っています。この白濁した部分の爪甲の表面は平らで光沢さえ見られます。しかし、病巣が広がるにつれ光沢は失われ、やがて凸凹したみにくい爪に変型していきます。爪の色も変化し、最初は、白色か混濁した黄白色。その後、病巣が古くなるにつれ、灰褐色、褐色、黒褐色と、実に不気味な色と形になってきます。
重症になると、爪が著しく変型しますので、人にいわれなくても病院へ行きますが、それまでは目に見える症状が現われても、剌い、痛い、流出液があるなどの。水虫らしい自覚症状がないため、放置される場合がほとんどです。白癬菌の餌食となった爪は、やがて凸凹に変形します。
ところで、爪水虫は、足の指などに住みついている汗疱状白癬の一部がひょんなことで足の爪の先端に。移住することが原因です。
手の爪の場合は、足の水虫を手で掻きむしる、気になるから手でさわるといった動作を何度もくり返しているうちに、手の爪が白癬菌におかされ
てしまうのです。
白癬菌が爪に侵入するプロセスは、まず、爪の先端に菌がひっかかり、ここでしばらく寄生しています。それから徐々に爪の中に入っていきま
す。その侵略の様子が爪の白い濁りとなって現わ
れるのです。爪水虫は、いわば,もらい火みたいなもので、注意していてもかかることがありますが、根本的には。火元である水虫を完治させればよいわけです。
また、この水虫は、ゆっくり進行していきます。
ですから、普段から爪の色、型、をよく知っておくことが大切です。とくに現在、汗疱状白癬にかかっている人は、爪もおかされていないかどう
か、爪の異常を調べる必要があります。たとえ異常が見られなかったとしても、手や足が水虫にかかっている場合は早目に治療をしておくべきです。

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